先輩のメッセージ

「調理の仕事は特別な時間を作ること。」

調理系列:植田先輩

  • 調理師

淑徳高校で学んだ一番大きなものは?

一番の大きな学びは「調理の世界は厳しい」という現実を「楽しい学校生活」の中で学べた事だと思います。調理系列の先生方や、外部講師の方は、ただ闇雲に厳しく接するのではなく、「将来プロになった時に折れない」ために愛情を持って大切に、時に厳しく接して下さいました。当時の環境があったおかげで今もプロとして頑張れているのです。また、淑徳高校の誇れるところは「仲間と夢を追える環境」だと思います。決して一人で学ぶのではなく、チームで動く実習授業が多いので、皆で頑張る団体感を感じられます。実習だけでなく、座学に関しても先生方が面白く盛り上げて下さいますし、毎日学校に行くのが楽しみで仕方ありませんでした。

卒業後から今までの道のりを教えてください。

私は高校を卒業後、今勤務している鉄板焼き料理店「千房」に就職しましたが、そのきっかけとなったのは調理系列の中の一つの授業でした。2年生、3年生で受けられる週に1度の「屋台講座」という授業の中で、初めて鉄板を使って料理を作ったのです。その時の楽しさが忘れられず、「自分の料理の道はこれだ」と決めました。結果その想いが今の仕事につながっているのだと思います。

あなたの次の夢はなんですか?

淑徳高校での毎日は、私にとってまさに「特別な時間」でした。大好きな料理を毎日勉強できて、楽しい仲間と夢に向かって努力出来る環境は、今後の人生の中でなかなかないと思うのです。だから、今度は自分が誰かの「特別な時間」を「鉄板料理」で提供したいというのが一番の夢です。そのために、今は鉄板料理を極めるための努力を続けています。そして将来は、誰もが入りやすく、働いている人にも特別な時間を感じて頂ける鉄板料理店を開店することを目標にしています。淑徳高校での3年間はきっと将来につながる時間になります。料理が大好きな中学生の皆様も、仲間や先生たちと楽しく学んで、やりたいことをとことん頑張って頂ければと思います。

夢を叶えた先輩たち